| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 受取利息(税引前) | – |
| 受取利息(税引後) | – |
計算の前提・注意事項
- 7日/14日は日割り(365日)で計算します。
- 「○ヶ月」は月割り(1年=12ヶ月)、「○年」はその年数で計算します。
- 複利は原則月複利、7日/14日のみ日複利で近似します。
- 税額は利息×税率(デフォルト20.315%)で、1円未満は四捨五入。
- 金融機関の実務では端数処理・課税の扱いが異なる場合があります。目安計算としてご利用ください。
預金利息のしくみと注意点
預金利息は、預けたお金に対して銀行が支払う「お礼」のようなものですが、その計算方法や税金の扱いは意外と複雑です。ここでは、利息の基本ルールや税金、単利・複利の違い、さらにどのように預けるとお得なのかについて分かりやすく解説します。
1. 利息はどのように計算される?
銀行預金の利息は、次の式で求められます。
利息 = 元金 × 利率(年利) × 預入期間 ÷ 365日
- 元金 … 預ける金額
- 利率 … 年間の利息の割合(%)
- 預入期間 … 実際に預けた日数
例えば 10万円を年利0.1%で1年間預けると、利息は100円になります。
2. 単利と複利の違い
利息計算には「単利」と「複利」があります。
● 単利(銀行の普通預金・定期預金の多くがこれ)
元金のみに利息がつく方式。
- 元金10万円、年利1%、3年間の場合 → 毎年1,000円ずつ、合計3,000円
- 期間が長くなっても利息は毎年同じ
● 複利(投資信託や外貨預金、キャンペーン型の一部)
利息にも利息がつく方式。
- 1年ごとに「元金+利息」が翌年の元金になる
- 長期間預けるほど、雪だるま式に増える
預金で複利を選べるケースは限られますが、長期で預けるなら複利が有利です。
3. 受取利息は「税引後」が最重要
銀行が表示する利率は税引前ですが、実際に受け取れる金額は「税引後」です。
預金の利息には 20.315% の税金がかかります。
- 所得税:15%
- 住民税:5%
- 復興特別所得税:0.315%
例:税引前利息が1,000円 → 実際の受取額は 約797円
※「NISA預金」や「限定キャンペーン」などでは非課税になる場合もあります。
4. 預入期間が短いと利息はとても小さい
預入期間が 7日・14日 のように短い場合、利息はかなり小さくなります。
- 短期の利率は見た目が高くても、日割り計算のため受取額は小さい
- 7日物定期預金よりも「普通預金の高金利キャンペーン」のほうが得な場合も多い
短期預金は「資金を動かすタイミングまでのつなぎ」として使われることが多いです。
5. 銀行やネット銀行で利率が大きく違う理由
ネット銀行は店舗・人件費が少ないため、一般的に利率が高めです。
- 大手銀行:普通預金年利 0.001% など非常に低い
- ネット銀行:普通預金が 0.1%〜0.2% 程度になることも
- キャンペーン金利:期間限定で 0.3〜0.5% になることもある
利息を増やすには、定期預金よりも「キャンペーンやポイント還元」を活用する方が実は効率的です。
6. 実は「税引後」で比較しないと損をする
銀行の金利比較をする際、多くの人は年利(税引前)で比較しますが、本当に重要なのは次の2点です。
- 税引後の実質利回り
- 預け入れ期間(日数)
キャンペーン金利が高くても、短期間ではほとんど増えないこともあります。 ツールでは税引後利息まで自動で計算できるため、最も正確な比較ができます。
7. 大口定期預金は本当にお得?
大口(300万円以上など)は利率が高いと思われがちですが、現在は差がほとんどありません。
- 昔は大口に優遇金利があった
- 現在は大口でも一般の定期預金と利率が同じことが多い
- むしろキャンペーン金利のほうが高いことが多い
まとまった資金がある人ほど、銀行選びで利息の差が大きくなります。
8. 預金保険制度で守られる金額
銀行が破綻した場合、次の範囲まで預金が保護されます。
- 元金1,000万円まで
- その利息
1,000万円を超える場合はリスク対策として「複数銀行に分散」することが推奨されます。
まとめ:利率よりも「税引後」「預入期間」「キャンペーン」が重要
- 利息は「元金 × 利率 × 日数 ÷ 365」で計算
- 税引後利息は 20.315% の税金が引かれる
- 短期預金の利息は非常に小さい
- ネット銀行やキャンペーンを使うと利息が大きく増える
このツールでは、単利・複利、税引後の受取利息まで自動計算できます。 ぜひ複数の金利や期間を試し、最も有利な預け方を探してみてください。